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先行する北欧教育 遅れた日本。でも

 スウェーデンは2017年の「デジタル化戦略」などを機に、端末の1人1台配備や幼稚園での導入など教育のデジタル化を猛進させました。しかし、過度なスクリーンタイムによる集中力低下や、国際的な読解力調査(PIRLS)での成績急落が問題視されました。これにより現在は政府方針を大転換し、印刷された「紙の教科書」の義務化や手書き学習、スマホ禁止といった「本への回帰」が進んでいます。

 一方の日本でも、2030年度からのデジタル教科書正式導入を巡り慎重論が根強くあります。全国の小学校長へのアンケートでは、実に9割以上が小学校低学年での「紙のみ」「紙中心」の教科書使用を希望しました。文字を丁寧に手書きする習慣や、発達段階における体験的学習の重要性、さらには注意散漫への懸念から、日本の現場でも低学年への早期導入に対して強い警告が発せられています。

 実務家が教育政策をリードする北欧の長所もあれば、このようなトライ&エラーもあるということです。2周半ほど遅い日本の教育行政の評価は難しいですが。「読み、書き、そろばん」による国際優位は初等期においてのみ立証されています。

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